FROM THE EASTERN LANDS/白夜の響き~神秘の楽器カンテレ
レーベル:FINLANDIA RECORDS/フィンランディア
リリース年:1998/2003
演奏:リトヴァ・コイスティネン(コンサートカンテレ)
収録曲:
1. Aamusella kun herään / 朝に目覚める時
2. Valamon soitto / ヴァラモ修道院の調べ
3. Luadogan meri / ラドガの海
4. Laatokan lauluja / ラドガの歌
5. Eteläpohjalainen jenkka / 南オストロボスニア地方のスコティッシュ・ダンス
6. Voi niitä tuntia tuhansia / おお、千年の時よ
7. Oman kullan polska / 愛しい人のポルスカ
8. Sonata for kantele, 2nd movement: Andante / カンテレのためのソナタ, 第2楽章: アンダンテ
Kolme pientä kuvausta kanteleelle ja viululle op.102
/ カンテレとヴァイオリンのための3つの情景 作品102
9. -Kulkue / プロセッション
10. -Keinussa / スウィング
11. -Kiperä / クイック
12. Keväisessä metsässä / 春の森にて
13. Metsäjärvi / 森の中の湖
14. Kesäillan idylli op. 16/2 / 夏の夜の牧歌 作品16の2
15. Maammo rukka / かわいそうな母親
16. Kirkonkellot / 教会の鐘の音
17. Rajakarjalainen kehtolaulu / カレリア地方の子守唄
18. Konevitsan kirkonkellot / コネヴィスタ修道院の鐘の音
芸術音楽分野でのカンテレ音楽奏者として長くその道を牽引してきたリトヴァ・コイスティネン(Ritva Koistinen)によるこちらのCDは、フィンランド民謡からカンテレのために作曲された小曲を集めた親しみやすい1枚。カンテレの優しく繊細な音色が、哀愁を帯びた旋律に実にマッチしています。
TVで紹介されたことからカンテレが話題になった頃にワーナーミュージック・ジャパンから日本語版も発売され、人気を博しました。作曲家の吉松隆さんは当時、『音楽現代』誌で担当していたコラム「新世紀末CDノート」にこのような言葉を記しています。
◆白夜の響き~神秘の楽器カンテレ(フィンランディア)
そして、この夏一番の愛聴盤はこれ。フィンランドの民族楽器カンテレは、木の箱に金属弦を張ったハープのような仕様だが、その響きは本当に涼しげで、夢見るような優しさ。穏やかにきらきら光る音がどこか懐かしい世界へ聴き手を誘う。
吉松隆『新世紀末CDノート 第45回 夏休み日記』「音楽現代」
CDは中古で見つけるしかありませんが、SpotifyやApple Music等で試聴・購入可能です。
優しさに満ちたカンテレの音色、ぜひ聴いてみて下さい。
※CD・各曲タイトル訳は、CDカバーより転載