KYMMENKIELISEN KANTELEEN OPAS / 10弦カンテレ演奏ガイド
編:ハンヌ・サハ
印刷地:Kaustinen
出版社:Kansanmusiikki-instituutti
出版年:1986年
対象:10弦(~19)弦カンテレ
カンテレ奏者・研究者のハンヌ・サハ(Hannu Saha)による『KYMMENKIELISEN KANTELEEN OPAS(10弦カンテレ演奏ガイド)』は、10弦カンテレの基本的なチューニング、指のポジション、コードの弾き方や奏法、即興の展開方法、伝統曲の楽譜などがしっかりとまとめられた一冊。D調の10弦を基準に19弦までの小型カンテレ全般に応用できるため、5弦以外の小型カンテレを弾かれる方は、まずこの一冊を手に取ってみると良いでしょう。
チューニング、指のポジション、練習曲、コードの弾き方、バリエーション、コードを基とした即興、コード奏法、異なるチューニング例、楽曲譜…と章がつらなります。
基本的なコード(I→IV→V→I)で指がどのように動くかを図式化したもの。
分かりやすいですね。
伝統曲は『Kantele- ja jouhikkosävelmiä(カンテレ・ヨウヒッコ曲集)』から採用されています。
数年前まではまだ入手可能だったのですが、どうやら版元在庫切れのようです。
ただし、『VIISIKIELISEN KANTELEEN OHJELMISTOA 1(5弦カンテレ曲集1)』同様、版元であるフィンランド民俗音楽研究所(Kansanmusiikki-instituutti)がデジタル版の販売を開始しました。スバラシイ!
10~19弦カンテレを楽しむ方はぜひ参考にしてみて下さい。
ご購入は フィンランド民俗音楽研究所から。
※楽譜集のタイトル和訳は、日本カンテレ友の会による仮訳