Only the sound remains 余韻 の東京公演がまだ記憶に新しいです。
作曲家のカイヤ・サーリアホ氏が昨日お亡くなりになりました。
各国の主要メディアも大きく訃報を伝えています。
Kaija Saariaho, Pathbreaking Finnish Composer, Is Dead at 70 – The New York Times (nytimes.com)
Kaija Saariaho: Feted Finnish composer dies at 70 – BBC News
フィンランド人女性で、世界的な大作曲家であったカイヤのオペラは
公演先の国々で常に高い評価を得ています。
Only the sound remains は
日本の能の物語に着想を得て
伝統楽器であるカンテレを楽器に取り入れたまさに唯一無二の作品。
フィンランド人のカイヤだからこそ生むことができた作品でしょう。
この作品は一昨年、2021年6月に
東京文化会館にて日本初演が行われました。
役者、ダンサー、演奏者たちにとってはコロナ規制が大変厳しい中での公演で
カンテレ奏者のエイヤ・カンカーンランタも隔離期間を経てのリハーサル、本番を迎えることになりました。
サーリアホ氏の偉大な功績を称え、
ご冥福を心からお祈り申し上げます。