雅ですね。
カンテレとフルートによる、宮城道雄の名曲「春の海」。
Duo Luxによる、今年の6月27日のコンサートの動画です。
コンサートの告知サイトによると、
日本の二十五絃箏奏者・中井智弥さんの楽曲も演奏とのこと。
kalenteri.jyvaskyla.fi/tapahtuma/9bea5ee5-8502-4ceb-ba47-3be40df72d1c
動画内では曲名紹介がないので、どれが該当曲かわかりませんが
動画開始から38分辺りから「春の海」の演奏が始まります。
お箏のパートをそのままカンテレで弾いているようではなさそうですね。
あちらこちら、違う旋律が聞こえてきますけれど
原曲のイメージを壊さないように、
なおかつカンテレの特性を生かした素敵な編曲だと思います。
楽器が違うと、その楽器に合わせてアレンジが必要なことが多いです。
尺八のパートは、フルートでほぼそのまま弾いているように思います。
39弦コンサートカンテレ・マルヤ・ネヴァンカッリオ
フルート サンディ・アハヨ
宮城道雄の「春の海」は
お箏とバイオリン、
お箏とフルート、
ピアノ独奏曲など
色々な楽器に編曲され、世界中で愛されている名曲。
お正月の音楽として覚えている方も多いでしょう。
実は、なかなかの難曲で、修行の必要な筝曲です。
お箏でハーモニクスも鳴らさなきゃならないし
調弦も独特で、お箏の絃の張り具合によっては春の海調弦ができなかったりします。
岩に当たって砕ける波、
かもめの鳴きかわし、
磯に寄せる小波、さざ波・・・
日本の春の海をフィンランドの楽器で
フィンランドで演奏していただけるなんて、
嬉しい限りですね。