フィンランドのカンテレ協会のウェブサイトに
カンテレの日に表彰された方々のお名前が発表されました。
賞の名称を日本語にどう訳すのがいいのか悩むところではありますが
ほぼ直訳でいきます。
・年間最優秀国際化賞
カンテレを国際的に広めることに貢献したアーティストに贈られた賞
Ida Elina イダ・エリナ
Eija Kankaanranta エイヤ・カンカーンランタ
審査員たちからの講評では「カンテレ音楽を国際的にちゅうもくさせるために目覚ましい活躍をした」とありました。
・年間最優秀パフォーマー賞
Maija Kauhanen マイヤ・カウハネン
審査委員長は「マイヤには国際化賞ではなく、年間最優秀パフォーマーにノミネートすることにしたのです。民族音楽をモダンなものへと融合させ、たった一人でオーケストラを演じる演奏家のマイヤを。」とのコメントを寄せています。
・年間最優秀パフォーマー賞
Äijäkanteleet アイヤカンテレート
2組目の年間最優秀パフォーマー賞は、カンテレ音楽を通してジェンダー平等の活動を行う男性ユニットにも贈られました。
Minna Raskinenに教えを受けた彼らの活動について、
彼ら自身は「自分たちは音楽のプロじゃない、楽しんでお笑いのようなことをしているだけなんだ」
と言いますが、彼らのステージを一度観たら虜になる魅力があります。
・カンテレイノベーション賞
Hannu Koistinen ハンヌ・コイスティネン
コイスティネン社CEOは「yhteiskantele」を開発しました。その取り組みが高く評価されました。
このyhteiskanteleは、一台のカンテレを2人、または4人で奏でることのできる新しい楽器です。
Yhteiskantele Twin5 – Koistinen Kantele
Yhteiskantele Twin8 – Koistinen Kantele
・クルタ・カンテレ 金のカンテレ生涯功労者賞
Jyrki Pölki ユルキ・ポゥォルキ カナカナ表記が難しい・・。
カンテレビルダーとしての長年の功績が表彰されました。
また、今回のガーラでは2020年のカンテレ・オブ・ザ・イヤー賞の授賞式も行われ
Vesala, Jutta Rahmel, Aili Järveläの3組のアーティストが表彰されました。
コロナのために2020年はこうした授賞式などを行うことができなかったためです。
そして、2022年のカンテレ・オブ・ザ・イヤーとして
Lähde-koululaisooppera 「学生のためのオペラ・泉」のプロジェクト、
Senni Eskelinen,Anna-Karin Korhonen, Sari Kaasinenが今回のガーラのステージで表彰されました。
✨Vuoden Kantele -tunnustus Lähde-koululaisoopperan työryhmälle ✨ – Kantele.net
・最優秀アルバム賞
Kardemimmit 「Sisko, muistatko?」
「カンテレの日」は、フィンランドの国民の祝日・旗日に制定されるように、カンテレ関係者たちによって推進されています。
フィンランドにはカンテレを学ぶことのできる学校がやく70校あり、短期間のコースやワークショップもたくさん開催されています。
カンテレの日が毎年恒例の祭日となり、国全体で祝う日になりますよう管理人も陰ながら祈っております。
今回のカンテレの日、受賞者たちに関する写真などは、
PROMOKUVAT: Kanteleen päivä – Google ドライブdrive.google.com
からご覧になることができます。
転載などにつきましては、直接kanteleliittoにお問い合わせください。