Milka Vilhelmiinaの演奏
現在の音楽界では
A=442hzで調弦、調律をするのが主流となっていますが
彼女はこの曲をA=432hzに調弦した32弦カンテレで演奏しています。
音楽における音の高低は「ピッチ・音高」といいます。
A=442は、ピアノ鍵盤で言うところの真ん中のド=C4の上の ラ=A4を
周波数442hzに合わせます、ということなのですが
432はそれよりもピッチの低い音、ということになります。
A4が432hzならば、その他の音も相対的に低いピッチで調弦されます。
聴こえ方や感じ方には、個人差がありますが
「432hzで調律された楽器の音色は、442hzのそれよりも温かみを感じる」とか
「明るく聴こえる」とか
そのような感想を述べる人もいるようです。
民族音楽界ではA=440Hzで調弦することも珍しくはないようですが
絶対音感をお持ちの方には、わずか2ヘルツの違いもその差がはっきりとわかるとか。
小難しい話はこのへんにしますが
この「Purolla」という曲は、部分的にインプロを導入して演奏した曲だそうです。
シンプルながら美しくどこか切ない旋律に引き込まれます。
puroとは「小川、細流」
purollaは「小川の辺で」といった意味になるでしょうか。
目を閉じて、森の中を流れる小さな川が流れる様を想像しながら
川のせせらぎを感じながら聴いてみてはいかがでしょうか。