8月には
新規開設の「日本カンテレ友の会ウェブサイト」に統合予定の
こちらのブログですが
それまではちょこちょこ更新を続けます。
キュメンラークソ地方の小さな村、イイッティにある、
水辺の夏カフェをご紹介したいと思います。
ランタ・カフェ:イイティン ランタマカシイニ です。
インスタはこちら→Iitin Rantamakasiini(@iitinrantamakasiini) • Instagram写真と動画
ここはロケーションがいかにも「森と湖のフィンランド」。
キュミヨキという大河の水が流れ込むLeininselkä湖の河口にある木造の建物です。
Aukioloajat & yhteystiedot – Rantamakasiini (iitinrantamakasiini.fi)
建物の歴史は古いのですが、
はっきりとした建築年数などは不明だそうで、
付近の発電所の建設に伴い今の場所に移設されたらしいです。
ただ。1928年の古い映画にもこの建物が登場するそうで
少なくとも1900年代の初頭には建てられたもののようですね。
夏カフェとしての営業は2020年から。
建物にはギャラリーや雑貨店・家具店が併設されています。
「イラクサのパイが美味しい」というネットでの情報に
いただいてみましたら
フェタチーズのまろやかさと
イラクサの風味がいい感じの調和を奏でています。
イラクサは、ネトルという英語の名前でハーブティとして日本でも売られていますよね。
触ると焼けるようにヒリヒリする植物ですが、食べると美味しくアレルギーにも良いそう。
近隣のカウサラという村の工房で作られている、ヴィーガンのアイスもいただきました。
色々なフレーバーがありましたが
ライラックの花のアイス、をいただきました。
ヴィーガンレシピのアイスなので、乳製品は一切使わず、
ココナッツミルクの独特の風味とサクサクした食感
ほんのりお花の香りが広がります。
キラキラフィンランド生活というよりも
普段は「イライラフィンランド生活」をしている管理人ですが
夏カフェ巡りは心が安らぎます。
しかし、その安寧をぶち壊すようなジェットスキーでブンブンと水面をかっ飛ばす若者がいました。
うっせーなぁ。。。現実に引き戻すエンジン音いらんわ・・・と
イライラフィンランド時間が戻ってきたので帰宅しましたが、
誰しも光と緑に満ち溢れる夏を楽しみたいのだから、まあ仕方ないですね。
さて、こういう田舎のカフェ・飲食店に行くと
おそらくほとんどの日本人の方が戸惑うのは「お手洗い事情」
浄化槽の設置が難しい、水洗設備の工事が難しい・・・など色々な事情で
トイレは 建物とは別でエコトイレです。
水洗ではなく木くず・おがくずを入れて処理をするタイプのもので
私はどうにもこうにも苦手です・・・。
こちらのカフェもご多分にもれず小屋トイレです。
店内の様子です。
湖に突き出したテラスは狭いけれど
風が心地よく、ジェットスキー愛好者がいなければ静かに景色を楽しめます。
ヘルシンキやタンペレなど主要都市には
素敵な街カフェがたくさんありますが
僻地のカフェをめぐる旅もよいかもしれません。