Kantarelli カンタレッリ
またの名をKeltavahvero
日本にも、ほぼ同じ種のアンズタケ(地方によってコモタケ、ウコンタケなど別名があるそう)
と呼ばれる食用キノコが生えています。
フィンランドのカンタレッリと完全に同じではないらしいですが同属でほぼ同種らしいです。
その辺の学術的なことは詳しくないのでこの辺にしておきます。
フィンランドの森に自生するこの黄色いキノコは
多くのフィンランド人がこよなく愛する秋の味覚の1つ
もうそろそろシーズンも終わり、森から今年の分は姿を消しつつあります。
この時期、トリでもスーパーでもよく売られていて
バターとクリームでソースにしたり
スープにしたり
芳醇な香りと、何と表現したらよいかわかりませんが独特の風味
どんな味のキノコ?と聞かれても「カンタレッリの味」としか言えません。
下処理は面倒ですが、きちんと処理を施せば冷凍保存で翌年まで美味しくいただけます。
写真のざる3つ分のカンタレッリは
・塩水に入れる、浮いてきたゴミをとる
・ゆすいでさらに目視で付着しているゴミをとる
・ゴミは木くずや枯葉くずなど
・さらに今度は虫を除去するため、ぬるま湯に塩を入れた溶液にカンタレッリを10分ほど漬ける
・おぼれて出来てた虫を除去する
・水からあげて水分をペーパーなどでふき取る
・フライパンで水が出てくるまで炒める
この水は「森の水」なので泥臭いから、とにかくカンタレッリから水分を放出させる
・これで下処理終わり
上記の手順でお手入れした後
・半分は親戚にあげて
・残りはみじん切りにして
・バターで玉葱とともに炒めて
・生クリームを投入し、塩コショウで味をととのえ
・鶏肉ととともにいただきました。
カンタレッリ好きな多くのフィンランド人のため(?)
ポテチのカンタレッリ味まで発売されました。
試しに買ってみましたが
ざっくり切られた厚めのポテチに
そう言われればそうかもレベルのカンタレッリの味と香り
塩味がきついので微妙なところ・・・