コンサートカンテレは
20世紀に
Paul Salminenによってそのメカニズムが開発され
半音レバーを装備することで
演奏できる音楽の幅が格段に広がりました。
クラシック音楽をカンテレのために編曲した曲が
たくさん生まれ、それは同時に、
音の数も増え、消音を的確に行う必要性も増す、ということになりました。
掌での消音、腕、指、そしてダンピングボードの操作、など
コンサートカンテレでクラシック音楽を弾く演奏家たちは
半音レバー操作という動作も含め、
一度に多くの仕事を弦の上で行っています。
とても美しいバロックの演奏動画がありましたので
ご紹介しますね。
ラウラ・リンコラによる
バッハのSarabande (BWV 996)・サラバンドBWV996。
(14) Bach: Sarabande (BWV 996) – Laura Linkola, Kantele – YouTube
コイスティネン社の古いモデルのコンサートカンテレですが
バロックの音楽にとても合った音色。
チェンバロの響きにどこか似ていて
中世の音楽堂にいるような気持になります。