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対象:5弦カンテレ~(オリジナルメロディ6弦~)
エルッキ・メラルティン(Erkki Melartin; 1875-1937)は、フィンランド音楽の黄金時代を築いた作曲家の一人であり、交響曲、管弦楽組曲、室内楽、ピアノ曲、歌曲など多彩なジャンルを手掛けています。歌劇「アイノ」Op . 50 (1907-08年)は、フィンランド語で書かれたオペラとして「初めての成功作品」と言われていますが、その中ではカンテレがソロ楽器として起用されていることも忘れてはなりません。
そんなメラルティンが作曲した子どものためのピアノ曲から『Karjalaiset paimenet(カレリアの羊飼い)』(op.119c no.2)を紹介いたします。カンテレ奏者ウッラ・カタヤヴオリ(Ulla Katajavuori; 1909-2001)のカンテレ曲集IIに収められていることから、大型カンテレの初学者には親しみのある曲でもあります。牧童の奏でる素朴な笛の音に、ゆっくりと羊をおいこむ一歩一歩の動きが伴奏で添えられているような、ゆったりとした印象を受けます。
実はこの曲、2025/6/8に大阪で開催されたサトゥ・ソパネンによるカンテレワークショップでも取り扱いました。丸括弧( )に収められている音(および伴奏でときどき出てくるド音)がオリジナルですが、工夫すれば5弦カンテレでも楽しむことができます。伴奏はハーモニクスで弾いても良いですね。
ぜひご友人と合奏して楽しんで下さい!
