2020/10/6に行われたカルデミンミット(Kardemimmit)の20周年記念コンサートの動画です。
当日ライブ配信されたコンサートの様子がすべて視聴可能、トークの内容はすべて英語字幕がついており、彼女たちの世界を存分に満喫できます。
- [0:02:25] Rantaniitty (Along the Shore)
- [0:09:00] Tulikipuna (Origin of Rire)
- [0:14:15] Toinen tähti (Other Star)
- [0:21:15] Lemmenlaulu (Love song)
- [0:27:05] Sinertävä pilvi (Blue Cloud)
- [0:36:45] Tyttörinki (Bride’s Dance) *
- [0:42:05] Huoleton rakkauslaulu (Carefree Lovesong) *
- [0:51:40] Työtätuuli (Tailwind)
- [0:56:50] Lasirakeet (Glass Hail)
- [1:04:15] [アンコール] Laulu päivälle (New Day)
* Juvenalia音楽学校(Musiikkiopisto Juvenalia)生徒たちとの共演
フィンランド語(英語字幕あり)
※上記時間はあくまでも目安です
日本でもおなじみのコーラス&カンテレユニット、カルデミンミット。
アンナ・ヴェゲリウス(Anna Wegelius)、ユッタ・ラーメル(Jutta Rahmel)、レーニ・ヴェゲリウス(Leeni Wegelius)、マイヤ・ポケラ(Maija Pokela)の4人が、フィンランド各地に古くから伝わる詩、旋律に彼女たち特性の”スパイス”を加えた楽曲を、歌とカンテレで表現し続けています。
会場は彼女たちの地元でもあるエスポ―市のセッロサリ(Sellosali)ホール、カルデミンミットのファーストアルバム『Virra』( 2006)を録音した場所でもあるそう。
6曲目の『Tyttörinki (Bride’s Dance)』、7曲目の『Huoleton rakkauslaulu (Carefree Lovesong)』には、4人の出会いの場でもあるJuvenalia音楽学校の生徒たちが登場、ワークショップの成果を舞台上で一緒に披露してくれています。
全員があらゆる種類のカンテレを弾きこなす彼女たちですが、作曲(メイン編曲)を担当した者がコンサートカンテレを弾くという構成で演奏しています。プログラムは当時までにリリースしたCDすべての中から選ばれており、20年の活動を振り返りながら歌い弾く演奏は感謝に溢れています。
それぞれの楽曲が収録されているアルバムを記しておきますので、お気に入りの曲を見つけた方はぜひCDも聴いてみて下さいね。
・『Virra』(2006):1曲目
・『Kaisla』(2009):7曲目
・『Autio huvila』(2012):10曲目(アンコール)
・『Onni』(2015):2、3、4曲目
・『Kesäyön valo』(2018):5、6、8、9曲目
3曲目『Toinen tähti (Other Star)』、4曲目『Lemmenlaulu(Love song)』の説明時に言及しているレキラウル(rekilaulu;韻歌)とは、フィンランドの伝統詩歌ルノラウル(runolaulu)の詩形を用いて作曲された歌曲を指します。レキラウル(韻歌)については「フィンランドの民俗音楽 概要 #1」でも少しだけ触れていますが、今後より詳しく紹介する予定です。