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マルッティ・ポケラ『Pollati poro lullati(ポッラティ・ポロ・ルッラティ)』(played by Sari Kauranen & Timo Väänänen)

2024 2/28
カンテレ動画
MarttiPokela
2024-01-24

カンテレ教育者連合 KANTO ry (Kanteleensoiton opettajat ry)のYoutubeチャンネルは、動画をとおしてカンテレの基礎やお馴染みの楽曲を学ぶことができる動画教材の宝庫。

その中でマルッティ・ポケラによる名曲「Pollati poro lullati(ポッラティ・ポロ・ルッラティ)」の演奏動画が紹介されています。見本を示してくれるのは、長年ポケラとともに過ごし、ポケラ音楽の優れた理解者であり共演・共作を行ってきたサリ・カウラネン(Sari Kauranen)とティモ・ヴァーナネン(Timo Väänänen)。

タイトル「Pollati poro lullati」は言葉遊びを含んだ造語で、疾走するトナカイの頭がゆりかごのようにゆらゆらと揺れている様子を表しています。FINLANDIAレコードから発売されたCDでは「Reindeer Lullaby(トナカイの子守歌)」と訳されていますが、ラップランドの小山を駆けめぐるトナカイのイメージとは離れてしまうので、ここではひとまずフィンランド語をそのままカナ表記しています。

まずはサリによるソロバージョンです。

Pollati poro lullati / ポッラティ・ポロ・ルッラティ (ソロ)
作曲:マルッティ・ポケラ
演奏:サリ・カウラネン

こちらのソロ演奏は『セイタ・ストーン: ラップランドをテーマとしたコンサートカンテレ向け作・編曲集』に収められた楽譜どおりに、即興パートを追加せずに演奏しています。

お次は、二人によるデュオ。

Pollati poro lullati / ポッラティ・ポロ・ルッラティ (デュオ)
作曲:マルッティ・ポケラ
演奏:サリ・カウラネン&ティモ・ヴァーナネン

冒頭へかえり繰り返すあたりから様々な音を足して演奏しています。
ソロ譜で終わりを迎えた後は、お二人による即興の会話が続きます。
さすが、即興パートも息がぴったりですね!

ポケラの曲には多く即興パートが含まれており、奏者が自由に新たな息吹を加えることが可能です。ポケラは自分の作品を奏者とも”共有する”ことを大切にしていました。即興演奏を加えた楽曲は単にポケラの作品という他者創作物ではなく、ポケラと奏者の共作であり「自己創作物」として演奏されることを望んだのです。

さて、演奏動画はもう一つ公開されています。

Pollati poro lullati / ポッラティ・ポロ・ルッラティ (デュオ)
作曲:マルッティ・ポケラ
演奏&解説:サリ・カウラネン&ティモ・ヴァーナネン

こちらは先ほどのデュオの映像をバックに、サリとティモによる作品の解説トークが加えられたものです。
長年この曲を演奏してきた二人から直接お話を聞けるなんて、有難いことです。

ポケラの曲はときに楽譜に書くことが不可能なリズム、奏法もあり、直接指導を受けた方から話を聞かないと解釈がすすまないことが多くあります。またポケラがどのようなイメージで楽曲を紡いだのか、そのストーリーを知ることで楽曲への理解も深まります。

解説はフィンランド語ですが、かいつまんで紹介いたします。

  • ポケラの作品にはラップランドをテーマとした曲が多いが、これもその一曲。
  • ポケラ自身がラップランドへ行ったのではなく、民族伝統の採取家サムリ・パウラハルユ(Samuli Paulaharju: 1875-1944)の本からインスピレーションを得たもの。
  • 弾き手と聴き手が物語を交互に話すように編まれた。
  • さまざまな要素が含まれるためテーマは曖昧だが、トナカイに乗って見える風景の移り変わりが一つのイメージ。
  • はじまり:物語の風景へ誘う印象的なパート。
  • 次のパートではやや緩やかに冒頭部を強調。
  • トナカイの疾走を表すビートパート:作品の深部。トナカイに騎乗してドライブする。
    トナカイが立ち止まったり、ゆっくり走ったりと緩急を意識。カンテレの残響を生かし、存分に鳴らす。
  • 即興のはじまり:トゥントゥリ(ラップランドの小山)の頂上を目指していく。
    リズムに変化をつけ、風景が変わっていく様子を表現。
  • 即興の最高点:トゥントゥリの頂上到達。自由に、大胆に。
    即興の終着点としてどこへ向かうかを意識する。
  • 即興の終わりに向けて:トゥントゥリを滑降する様子。
  • 即興パートでは、長さの変化、上昇、下降、リズム変化、打撃、ハーモニクス、鐘のような短いテーマの繰り返しを入れたり、思いついたことをどんどんと試して。
    デュオの場合は一方が背景となるベースリズムを刻むことを交互に。会話を楽しんで。
  • 終わり:この見本動画ではポケラの「Golggo Maanon(11月)」を続けて弾くことを意識してバス弦で収束。
    次の楽曲への移行していく様子を表現。

即興パートはあくまでも今回の動画のための、彼らの表現の一例。
参考にしながら、トナカイでのドライブを楽しみつつ、自分なりの風景を探して下さい!

※楽曲タイトル和訳は、日本カンテレ友の会による仮訳

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