Rapsodia kanteleelle ja harmonikalle / Rhapsody for kantele and accordion [2001]
カンテレとアコーディオンのためのラプソディー
作曲:ティモ・アラコティラ(Timo Alakotila)
演奏&パフォーマンス:ノーラ・ライホ(カンテレ)&リーサ・オヤンタウスタ(アコーディオン)
アコーディオン奏者藤野由佳さんとのアルバム「Seiras」発売記念ツアーのため、今年の4月に来日したフィンランドのピアニスト/コンポーザー ティモ・アラコティラさんによるカンテレとアコーディオンのための楽曲『Rapsodia kanteleelle ja harmonikalle(カンテレとアコーディオンのためのラプソディー)』は、カンテレ奏者エイヤ・カンカーンランタ(Eija Kankaanranta)のために2001年に作曲されました。
少しミステリアスに変拍子で駆け上がりるカンテレのソロ前奏から始まり、ゆったりと踊るようにアコーディオンと出逢い、掛け合うような会話の後は狂詩曲(ラプソディー)の名にふさわしく拍も曲調も自由に動き、カンテレとアコーディオンが入れ交わるように展開していきます。
随所にみられる優しい旋律、装飾の役割も兼ねている副旋律、足の動きが見えるかのような躍動するリズムはティモさんならでは。聴きごたえはもちろん、演奏するには体力が要りますね。
動画内でカンテレを演奏しているのはノーラ・ライホ(Noora Laiho)、シベリウス音楽院、タンペレ音楽院、ラハティ応用科学大学で学んだ経験のあるカンテレ奏者、指導者。芸術音楽を軸に、オルタナティブ・ロックからボサノバまで、カンテレで幅広い音楽活動を行っています。
なかなかにタフな曲ですが、日本でもこうした楽曲にチャレンジする人が出てくることを期待します。
楽譜はMusic Finlandより購入可能。
promotional useの楽譜(途中まで)が無料公開されているので、気になる方はぜひ覗いてみて下さい。
※楽曲タイトル和訳は、日本カンテレ友の会による仮訳