SYYSPÄIVÄNÄ/秋の日に
レーベル:INKOON MUSIIKKI
リリース年:2009
演奏:ハンヌ・スルヤラハティ(コンサートカンテレ)
収録曲:
1. Iltakaste Ilomantsissa / イロマンッチの夜露
2. Kansanomainen valssi / 庶民的なワルツ *
3. Sydämen hiljaisuudessa / 心の静寂
4. Tuulikannel / 風のカンテレ **
5. Yön rannalla yksin / 夜の浜辺でひとり
6. Utua meren yllä / 海にかかる霧
7. Syyspäivänä – varjoista valoon / 秋の日に~陰から光へ
8. Keväisessä metsässä / 春の森で
9. Yksinäisenä iltana / さびしい夜に *
10. Elokuun auringossa / 8月の太陽の下で
11. Pakkasaamu / 氷点下の朝
12. Kolme kymenlaaksolaista kansanlaulua / 南東フィンランドに伝わる3つの民謡
13. Piipen polska / ピーペのポルスカ *
14. Suvisunnuntaina / 夏の日曜日に
15. Kansankoraali Rauman seudulta / ラウマ地域に伝わる、民謡のように歌われていた讃美歌
16. Kreeta Haapasalo: Kanteleeni / クレータ・ハーパサロ作曲:私のカンテレ
17. Iltakaste Ilomantsissa / イロマンッチの夜露 *
※邦題はCD記載のとおり
* オーボエ(Aale Lindgren)、チェロ(Veikko Höylä)とともに
** カンテレ(Anu Itäpelto, Anna-Kaisa Liedes)とともに
2009年 日本カンテレ友の会プレゼントCD
牧師でありカンテレ奏者であるハンヌ・スルヤラハティ(Hannu Syrjälahti)は、多くの美しくロマンティックな小曲をカンテレのために作り「最高のカンテレ作曲家」とも呼ばれています。1978年に偶然インスピレーションを得て一晩で完成させた『Iltakaste Ilomantsissa(イロマンッチの夜露)」からはじまる、カンテレ作曲家としての彼の成果すべてが収められた1枚です。
ハンヌ・スルヤラハティの楽曲は、日本のカンテレ奏者はざた雅子さんのCD『カンテレ(1998, サンパウロ)』にも数曲収録されており、日本人にとっても馴染みの旋律かもしれません。
1985年に出版された彼の作品を集めた楽譜集『Tuulikannel(風のカンテレ; 1985, フィンランドカンテレ協会)』が絶版となった後は入手が困難になっていた楽譜も、このCDが発売されたから10年後、彼の作曲・編曲作品すべてを収めた新装版『tuulikannel(風のカンテレ; 2019, フィンランドカンテレ協会)』が発行され、より彼の曲が身近になりました。
ほとんどの楽曲が2分~4分強ながら華やかで印象的な曲が多く、レパートリーに加えられれば心強いことこの上なし。コンサートカンテレを弾かれる方は、ぜひ挑戦してみて下さいね。
※CD・各曲タイトル訳は、CDカバーより転載